satou-1
講演されるJACIC顧問の佐藤直良氏

去る11月13日札幌市教育文化会館において、90名近くの参加者を得て、
第4回産学官CIM・GISセミナーが開催されました。最初に、財団法人日
本建設情報総合センター顧問の佐藤直良氏を迎えて、「3次元モデルに
よる新たな社会インフラ管理の展望」と題して基調講演をいただきまし
た。

講演の中で佐藤顧問は、1・社会資本整備に係るここ10年の動向では、
1)建設投資の減少と業界の縮小、2)設計・施工ミス・遺漏工事、
3)指名競争から一般競争・総合評価へなどここ10年の建設業界の変
遷を語られました。
2・様々な課題では、建設工事の生産性が他の産業と比して劣って
いること、次世代の担い手の確保が難しい現状などに触れられました。
3・新しい芽として、1)新素材・新工法・プレハブ化について、
2)情報化施工とCIM3)維持管理の時代など今後の新しい展開につい
ても語られました。
4・CIIMのススメでは3次元仮想現場構想や、ICTを活用した社会資本
等の管理、調達の考え方の転換について語られました。今後の業界を
取り巻く環境の変化に対応した仕組みづくりの一環としてCIMの重要性
が語られました。

カナイ-1
講演される北海道大学の金井理氏

2人目に語られた北海道大学大学院情報科学研究科教授の金井理氏
は、「橋梁プロダクトモデルIFC-Bridgeの概要と維持管理へのデータ拡
張の可能性について」と題して、ライフサイクルが長い社会構造物の維
持管理において、CIMモデルが有効であり。長期的なスパンでは、コスト
削減も期待出来ることが語られました。
BIMデータ交換のための標準モデルであるIFCの基本構造とCIM導入に
おけるデータモデル活用、橋梁プロダクトモデルIFC-Bridge の実際の活
用に向けた取り組みについても語られました。

takeuchi-1
講演されるOCF評議会代表理事の竹内幹男氏

3人目には一般社団法人オープンCADフォーマット評議会代表理事の竹
内幹男氏より、「CIMを支えるモデル検討とデータ連携-Open CIM Forum
の取組み」について語られました。OCFの活動紹介や、CIMセミナー2014
での発表内容の紹介、土木分野における標準化活動の概観やCIMデータ
の連携などについて語られました。