12/4付けで国土交通省から、
産学官によるCIMの構築についての報道発表がありました。
1. 目的
CIM 制度検討の中期目標(H24-H28)である『CIM 導入ガイドラインの策定』に向けて、
実モデル構築を通じた課題抽出、対応検討を行うものです。
2. 検討期間
平成26年度及び平成27年度の2年間
3. 検討内容
CIM を既に活用している案件を対象に維持管理段階までのCIM モデルを構築し、
以下の事項を検討する予定。
・建設生産プロセスの各段階(調査、設計、施工、維持管理)に必要なモデル構築の精度
・各段階で付与すべき属性情報
・各段階間のデータ受渡しに関する課題と対応
・受発注者間のデータ共有に関する課題と対応 等
4. 検討体制(別添1、2参照)
・産:CIM 技術検討会 等
・学:土木学会
・官:国土交通省(本省、地方整備局、事務所、国土技術政策総合研究所)
5. 実施案件
・直轄工事において実施中のCIMモデル事業の中から抽出しました。
なお、抽出にあたっては、地方整備局及びCIM 技術検討会からの推薦等を踏まえ、下記の5件を選定しました。
・また、案件ごとに個別目標を設定。
橋梁(2 件)
・関東地方整備局横浜国道事務所:横浜環状南線 栄IC・JCT(仮称)
個別目標:輻輳する都市インフラにおける事業計画全体の可視化(効果的な事業実施)
・関東地方整備局北首都国道事務所:国道4号東埼玉道路 大落古利根川側道橋
個別目標:設計~維持管理に至る3 次元モデルの利活用(モデルの遷移と授受)
トンネル(1 件)
・中部地方整備局浜松河川国道事務所:佐久間道路 浦川地区第一トンネル
個別目標:施工から設計へのフィードバック
ダム(1件)
・東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所:胆沢ダム
個別目標:新たな情報管理手法の構築と既存維持管理方法の高度化
河川(1件)
・北陸地方整備局千曲川河川事務所:荻原築堤護岸他工事等
個別目標:新たな河川管理(築堤事業)の方向性
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